ついに…
2011-03-24
農場統括責任者の豊田です。
さて昨年より事態が深刻化していた獣害。
猟期前にはじゃがいもが壊滅状態になり
村長も事態を重く受け止め
京都府や福知山市に事態の深刻さを訴え続けておりました。
今年に入り福知山市もようやく重い腰をあげ
猟期が終わる2月15日に合わせ
猟期終了後も引き続き農場内の檻罠のみ獣害駆除の一環として
捕獲してもよいという特別許可証を発行しました。
これに伴い農場内に設置してある捕獲檻罠のうち
1号基のみセットしていたのですが
今朝の農場見回りの時
その檻罠に1頭の猪が入っているのを発見しました。
恐る恐る近づいてみると…
今まで捕獲した猪に類をみない程の大きさ…
体長はゆうに1mを超えており
重量も90kgはあるだろうと
さすがの木村名人も驚きを隠しきれない様子です。
早速仕留めてもらおうと木村名人に相談すると
仕留める許可は出ていないと言うのです。
慌てて福知山市役所の農業振興課へ確認してみると
「確かに檻罠で捕獲してもよいという許可は出しましたが
捕獲した獣を仕留めてもよいという許可は出していません」
との回答…
それでは何の意味もない。
そこで農業振興課に相談してみると
「では今回、仕留めてもよいという許可を出しますので
明日、市役所の農業振興課までお越し頂けますか?」
との事…
と言う訳で今日のところはこのままにしておいて
明日、許可証を確認した後
木村名人に仕留めて頂く事となりました。
それにしても細々と沢山の許可が必要なんだと
再認識させられる日となりました。