種じゃがいもの準備
2011-04-11
農場統括責任者の豊田です。
今日は種じゃがいもを切る作業です。
小さい種いもはそのまま植ますが
大きい種いもは半分に切ります。
切る時は両方の種いもに
3つ以上の芽が残る様にします。
そして切り口に「じゃがいもシリカ」をつけます。
この「じゃがいもシリカ」は
100%天然高純度珪酸塩白土で
植物に必要なミネラルを豊富に含み
腐敗の抑制・発芽発根の促進・根圏土壌の改善
肥効力と保水性の向上・強健旺盛な生育を促進します。
ほぼ1日かかってしまいましたが
約800個の種じゃがいもが出来ました。
今回栽培するのは「シンシア」という品種です。
これは昨年自給用に栽培したのですが
選んだ理由は「保存出来る期間が長い」
というつまらないものでした。
でも自給用ですから保存出来ないと意味がないので
私にとっては立派な理由なのです。
いざ栽培してみると発芽にばらつきがあり
他の品種よりも芽が揃う時期が遅いです。
ですが結構立派なじゃがいもが大量に収穫出来たのです。
そして実際に食べてみると味も良かったので
今年は農場栽培への導入となりました。
栽培のポイントは
①植える間隔を他の品種より狭くする。
(通常は30cm~40cm間隔ですがこれは20cm~30cmで植える)
②芽かきする時に残す芽は他の品種より多くする。
(通常は2~3本の芽を残すがこれは3本~4本残す)
③しっかりと芽出しをしてから植える。
(この品種は休眠が長いので、芽が出ていない状態で植えると欠株の原因になる)
①と②の理由としては、
この品種は一般的な品種と比べるといもが大きくなります。(2L~3L)
そこで間隔狭く、なおかつ芽の数を多くする事で
一般的なサイズのじゃがいもが収穫出来るからです。
私こだわりのじゃがいもです。