農場の様子 続き
2012-03-15
みわ・ダッシュ村 広報・IT担当の清水流美です。
ハウスのキャベツの様子を見にいったときのことです。
そーろっと入ったのに、
虫たちが「ざわざわっ」としています。
キャベツの葉のうえには、クモが休憩。
クモは農薬にとても敏感な虫で、
農薬を少しでもまくと、あっという間にクモが姿を消す……と、以前聞いたことがあります。
みわ・ダッシュ村では農薬は一切使いませんので、クモだけではなく様々な虫たちの様子を見ることができます。
さて、場所を外に移し、ここは堆肥小屋。
EMでおからを発酵させた堆肥を、堆肥小屋に持ち込み、さらに混ぜ物をして完熟させます。
冬は農閑期といって、路地栽培中心の農業ではけっこう時間に余裕があります。
そのかわり、夏は朝はとてもとても早く、夜もとても遅いのですが…
冬の主な仕事は環境整備。
これは古民家を解体したもの。
まきストーブの燃料になります。
次にご紹介するのは、貯水槽です。
この、6万リットル入る貯水槽が、みわ・ダッシュ村の畑全体の水をまかなっています。
農場のまわりの山林からの水がこのため池に送られ(↓)、貯水槽にポンプアップされる仕組みです。
ところがおととし、ため池が枯れはてるという一大事件が発生。
真夏に深刻な日照りが続いたためです。
そこで村長のアイディアで、山の水を効率的にため池に集めるため、山に「手作りダム」を設置。
少しみづらいと思いますが、これが村長発案・設置の、てづくりダムです。
これが働き者で、ダムが出来てからは一回も水不足になっていません。
今年は耕作面積も増えるため、ため池を拡充する予定です。