秋じゃがいも栽培圃場耕耘

 

2011-08-08

農場統括責任者の豊田です。

先日、虹の分校、わかたけ福祉会の2施設共同で

EM堆肥を施肥して頂きました

府道を挟んだ向かい側に位置する圃場。

本日は堆肥すき込みのため

トラクター耕耘を行いました。

20aもの面積があるのですが

正式にはこの場所は2ヶ所に別れており

国道173号線側半分が農地で

国道9号線側半分が宅地となっていますので

栽培面積は10aとなります。

さて1回目の荒起しが終わり

続いてすき込みです。

この圃場を秋じゃがいもで埋め尽くす予定でしたが

半分で秋じゃがいもを栽培し

残り半分で春じゃがいもを栽培しようと思います。

水利がないので栽培品種が限定されてしまい

でも遊ばせておくのはもったいないです。

来年はかぼちゃあたりを栽培しようと考えています。

そんなこんなで耕耘完了。

じゃがいもは初霜が降りるまでの

100日前後で栽培するのですが

ここ福知山では例年11月15日に初霜が観測されます。

因みに昨年の初霜は11月4日でした。

ここ数年、温暖化の影響なのか

季節の移り変わりの時期がおかしくなっている様で

今年も早い梅雨入りと早い梅雨明け

そして早い夏の訪れと間違いなくおかしいのです。

そう考えると10月末には充分に肥大させておきたいところです。

じゃがいもの肥大期間は約60日なので

9月1日には肥大期間に入っていなければなりません。

しかしじゃがいもの生育適温は12℃~22℃で

9月上旬では気温が高すぎるのです。

そこでかなり厚目に草マルチを敷いて地温があがるのを防ぐのです。

まぁ、難しい話はこの位にして

要するに定植のタイミングが非常に難しいのです。

三和町のお百姓さん達は口をそろえて

じゃがいもを植えるのは8月末だ」

と言っていますが

私としましてはどう考えてもそれでは遅い様に思うのです。

そこで今年は試験的に8月14日に第1回目の定植

8月末に第2回目の定植をそれぞれ行い

生育を比べる事にしました。

こんな事してたらまた

「お前は全然人の言う事を聞かんやつじゃ」

と怒られてしまいますが

信念をもって自分の道を切り開かないと成長はありえません。

結果それが失敗だったとしてもその失敗が肥しとなり

今後に活かすことが出来るのですから…




 

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