白米の千枚田

 

2011-05-29

 農場統括責任者の豊田です。

 
今朝和倉温泉を出発し最初に向かったのは
 
七尾のフィッシャーマンズ・ワーフ。
 
新鮮な魚介類が並ぶ店頭でお目当てのものを物色。
 
この季節の一押しは生のホタルイカです。
 
でもどこのお店に行っても品切れ。
 
そこで今回はシラエビを購入…

このシラエビの学名は「Pasiphaea japonica」
 
学名を見ても分かると思いますが
 
日本沿岸の固有種で太平洋側では駿河湾、相模湾、
 
日本海側では富山湾に生息していますが
 
漁場を持ち商業漁獲を行っているのは
 
世界で唯一富山湾だけなので
 
200gで\800と少しお高いのも納得出来ます。
 
続いて向かうのは
 
今回の目的地のひとつ輪島市白米の棚田です。
 
七尾田鶴浜バイパス和倉ICから能越自動車道、
 
能登有料道路で輪島空港ICまで約1時間、
 
そこから一般道で道の駅
 
千枚田ポケットステーションまで
 
約40分の道のりを経てようやく到着…

小雨が降る中での観光でしたが
 
この千枚田を管理する労力と比べると
 
なんて事はありません。

この千枚田、実際には1004枚あるそうで
 
小さいものはわずか畳3枚分しかないそうです。
 
当然の事ながら機械は入れませんので
 
地元の方が昔ながらの手作業で
 
耕耘から代かき、田植え、
 
稲刈りまでを行っているのです。
 
現在は高齢化と後継者不足が深刻化し
 
千枚田オーナー制度を導入し
 
オーナー及びボランティアの力も借りて
 
この景観を維持しているそうです。
 
続いての目的地は珠洲市清水町の揚げ浜塩田です。
 
千枚田からは海岸沿いの国道を車で15分程走ると着きます。
 
この揚げ浜式製塩法は約500年前から続く昔ながらの方法で
 
日本では唯一奥能登の珠洲市のみに残る伝統手法なのです。
 
塩田に付く頃には土砂降りとなってしまいましたので
 
写真がないのが残念です。
 
お土産に能登の塩を購入…

能登半島を満喫しリフレッシュしたところでそろそろ帰路へ。
 
輪島空港ICから能登有料道路を走行し
 
白尾ICで月浦白尾連絡道路で金沢東ICまで行き
 
金沢東ICから北陸自動車道で敦賀ICへ。
 
敦賀ICからは国道8号線から国道27号線へ抜け
 
小浜から舞鶴若狭自動車道を通って綾部へ。
 
台風の影響で小浜-舞鶴東間が通行止めとなっており
 
仕方なく国道27号線を直走り
 
6時間かけて帰って来ました。
 
疲れ果てていたのですが最後の力を振り絞って
 
シラエビと三つ葉のかき揚げを作りました。

今回の台風が農場にどれだけの被害をもたらしているのか
 
今から少し不安です…

 


 

 

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