日本茶の明確な定義がないので一概に特徴をお答えするのは、まずなかなかに難しいのですがお答えしてみますね。
世界のお茶と比べ、日本茶の一番の特徴は、製茶の第一段階に茶葉を蒸す(蒸し製という)事にあります。
蒸すことによりナマの茶葉が持つ酸化酵素を失活(殺青:さっせいという)するため、これにより日本茶の大半は、発酵していない不発酵茶と呼ばれてい ます。これにより日本茶は、茶葉や抽出したお茶が鮮やか緑色であり、海外でも日本茶は、「Japanese Green Tea日本の緑茶」と呼ばれています。
また不発酵茶である日本茶には、他のお茶に比べて、カテキン(最近、抗酸化や脂肪燃焼などで知名度が上がってますよね!)が、酸化せずにそのまま茶葉に残っています。
2つ目の特徴は、「かぶせ(覆下製法、被覆ともいう)」という育成方法です。「かぶせ」とは、新茶の収穫直前の2~4週間、黒い覆いをかぶせて作る育成方法です。
これにより茶葉の甘味成分であるテアニンを代表するアミノ酸の含有量を増やすことができ、甘みの強いお茶を作ることができます。「かぶせ」で作るお茶としては、抹茶や玉露、かぶせ茶があります。
参考に手摘み手揉みでの日本茶の製茶方法の動画をご紹介しておきますね。