【日本茶を世界へ】「ヨーロッパ遠征 総括」欧州遠征2013 帰国編

 

2013-10-10

海外お茶ツアー2013~欧州4か国遠征がもう間もなく終わろうとしています。15日間にわたり、イギリス、ハンガリー、ドイツ、フランスの4か国を回り、今、帰国の途上にてこの文章を書いています。

今回のツアーの目的は、おぶぶの使命である「日本茶の魅力を世界に伝えること」でした。

その目的達成のために、これまでアメリカ合衆国に6年通い続けた海外ツアーから、大きく変化した点が4つあります。

1つ目は、今回の訪問先の国々では、茶畑オーナー様やインターン修了生が各国で手厚い協力をしてくださったこと。
これまでの海外ツアーの残念なことの一つに様々な地域を訪れて、日本茶の魅力を紹介するものの、結局一過性で終わってしまうことが大半でした。でも今回は各地で日本茶の魅力を伝えてくれている仲間とともに活動できたことで、これまでとは違った将来が見えてきました。

2つ目は、おぶぶインターン生のシモナが同行してくれたこと。
イギリスの大学を卒業しているシモナにとって、英語は母国語のようなもの。彼女のおかげで、おぶぶが伝えたい内容をさらに深く伝えることができました。

3つ目は、京都・和束にて茶畑での国際インターン・プログラムを開始した(2012年1月~)ことにより、日本茶の魅力を伝える対象が広がったこと。
これまで同様のティーハウスやホームパーティなどで日本茶の紹介をするだけでなく、各国の大学で日本文化を学ぶ学生さんを対象にした日本茶のセミナーも開催することができるようになりました。

4つ目は、おぶぶだけでなく、日本文化を海外に広めたいという情熱のある方々と海外にてコラボできたこと。
今回、清水焼の陶芸家・伊藤南山さんや京文化を世界に発信する土居好江さん、裏千家専任講師の森宗勇さん、世界に人脈のある大越敬子さんらとフランスでコラボできたことで新境地の開拓が見えてきました。

以上、4つの大きな変化により、日本茶の海外普及ツアーは、かなり進化しました。

しかし新たな課題も見つかりました。それは、英語を母国語としない国で日本茶の魅力を伝えるためには、英語が話せるだけでは不十分であるということです。

今回、イギリス、フランス、ドイツ、ハンガリーの4か国を回った結果、それぞれの国の母国語は、英語、フランス語、ドイツ語、ハンガリー語とすべて異なっていました。

多少の意思疎通であれば、英語で十分に事足りるのですが、日本茶という新たなる文化を伝えてゆくためには、それぞれの国の文化に根差した母国語を理解し、その国の言葉で魅力を伝えてゆく必要を痛感しました。(もちろん世界共通語は英語ですが。)

この点については、今後、各国でご協力いただける皆さんとともにそれぞれの国の言葉で紹介できるようにしてゆきたいと思っています。

今回の欧州4か国遠征では、総勢60名以上の皆さまにそれぞれの国でお世話になりました。皆さまの手厚いご協力があってこそ、今回のツアーを実現させることができました。またこれからも皆さまと一緒に日本茶の魅力を世界へ伝えてゆければ幸いです。

本当にありがとうございました。

パリよりの機上にて。

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