夏にも皮まで安心レモンをお届けすることが出来るようになりました。

 

2013-07-31

いつも紀州紀ノ川観音山フルーツガーデンをご愛顧頂き、まことにありがとうございます。

観音山フルーツガーデン児玉芳典です。

今回も、私達の想いを読んで頂けないでしょうか?

今回取り組んだ一番の理由は、

食事療法でレモンを使いたい方に、

安全なレモンを夏場にも提案したいという想いです。」

 

「もうレモンは無いんですか?」

「食事療法で使っているので、何とか手に入りませんか?」

夏場に何度このお声を聞いたでしょうか。

日本産レモンの場合、11月~2月にかけて収穫し、その後は冷蔵貯蔵して、

7月上旬まで順次冷蔵保存したレモンを出荷しておりますが、

それでもやはり完売となった7月上旬以降には、安全なレモンをお客様に

お届けすることができませんでした。

お客様からの落胆のお声を聞くたび、「何とかできないものか。」と考え、

数年前からハウスレモン生産者である、垣内さんのハウスレモンを

9月頃からご提案することが出来るようにはなりました。

ただ、ハウスレモンは単価が高く、また量も多くないため、

長くお待ち頂くお客様も多いのが現状です。

そんな時、オーストラリア在住のハイランド真理子様から、

「ニュージーランドからなら安全なレモンを夏場に提案できるかも?」との情報を頂きました。

ただ、やはり私達はレモンの生産者。

「国産レモンの栽培で頑張っているのに、

ニュージーランド産のレモンの販売ってどうなんだろう?」という想いがありました。

でも、現場を見てみないことには何も始まりません。

まずはニュージーランド産のレモンが栽培されているところを見に行ってみようと、

私達は2012年10月にニュージーランドに向かいました。

そこニュージーランドでは、日本と同じように平均耕作面積2ヘクタールほどの農家が、

日本のみかん(向こうでは「SATSUMA(さつま)」と呼ぶ。)や、レモン、オレンジなどが

作られており、しかも日本との付き合いも長くされていました。

私達は「日本に夏場も安全なレモンを必要としている人達がいます。

防腐剤やワックスを使っていないレモンを日本に送ってもらえませんか?」と訪ねました。

その時の答えは「初めてのことなので即答は出来ないが、検討してみる価値がある。」とのことで、

私達は「可能ならぜひ日本の夏に安全なレモンを届けてもらいたい。」とお伝えしました。

レモンの自給率がどれくらいかご存知でしょうか?

下記の通り、統計情報で確認したところ、約10%です。

ということは、残りの90%が外国産です。

そして、外国産のレモンのほとんどが防腐剤(OPPやイマザジル、TBZなど)

が使われ、ワックスが使われています。

私達はお客様に国産レモンのメリットを説明する時に、

「外国産は防腐剤やワックスが使っているので、

皮まで使うレモンの場合は心配ですよね。」という説明をしてきました。

つまり、10%だけに目がいっていて、残り90%には感心がありませんでした。

むしろ外国産は安全で無いほうが、国産レモンにメリットがあり、

国産レモンがよく売れると自分達の都合だけを考えていたのかもしれません。

ただ、ここに来て、夏場に防腐剤、ワックスを使っていない安全な

ニュージーランド産レモンをお客様にご提案できるかもしれないと知った時、ふと我に帰りました。

「10%だけを考えていていいのか?残りの90%も同じようにお客様の口に入っている。

食を提供する者として、残りの90%も替えていく必要が、レモンのプロとしての私達には

あるのではないか。」と思いました。

農業や商業の括りではなく、お客様が必要とされているものを、

社会が必要としているものを提供、提案していくのが私達の使命だと常に思っています。

「価値創造提供業」としての経営体。

「夏場にも安全なレモンを必要としている人がいる。」

「そしてその安全なレモンを、私達は提案出来るルートを見つけることが出来た。」

「何を躊躇することがあるだろうか?」

今年の夏、また一つ新しい価値をお客様に創造することが出来ました。

ノーワックス、ノー防腐剤のニュージーランド産レモンです。

レモンのプロである私達が、責任を持ってご提案させて頂きます。

「皮まで安心。ニュージーレモン」

http://www.kannonyama.com/shopdetail/023000000012/

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